1999 年にオランダで開発されたトレーニングマシン、「Power Plate(パワープレート)®」をご存知でしょうか?
日本のジムなどにも設置され始めた2010年前後は、一見するとマッサージマシンのようにも見えることからバルクアップを主目的にジム通いに励んでいる方ほど、このマシンを素通りしがちだったのです。
ですが最近では、この「パワープレート®」が改めて世界的な注目を浴びているのは事実です。さらに、アスリートが自らのパフォーマンスのさらなる向上を目指す上で重要な役割を果たすばかりでなく、一般の方にとってのヘルスケアにも大きな効果が期待できることが証明されてきました。
takuya sakawakiそこで日夜、筋力トレーニングを極めようとしているMEN'S HEALTH JP専任トレーナー望月あもんに、この「パワープレート®」を体感してもらうことにしました。言うまでもなく望月も、筋トレ道を極めるべくジム通いを愛する男…。つまり、このマシンを素通りしてきた男の一人だったわけです。
この「パワープレート®」の最大の特徴は、3 次元の高速振動が全身を無意識のうちにバランス良く刺激し、身体を鍛えることができるというもので、効率を追求するトップアスリートたちに愛されているマシンとなっています。
Takuya Sakawakiさらに高度な運動レベルを求めるハードトレーニングから、健康維持のためのケアまでと幅広くそれぞれの目的に合わせて使用することができることから、最近ではその需要も増加しています。
そんな機能性と効率性の高さから、アメリカ航空宇宙局(NASA)でも宇宙飛行士のトレーニングやリカバリー(身体能力回復)に使用されているのです。
This content is imported from Facebook. You may be able to find the same content in another format, or you may be able to find more information, at their web site.2000 年に発売されて以降、世界ではすでにその販売数は10万台を突破。前述のとおり欧米を中心にクリスティアーノ・ロナウド選手のようなトップアスリートからスポーツ愛好家、さらにはザ・ロックことドウェイン・ジョンソンといった肉体派セレブリティーたちへと「パワープレート®」愛用者は拡大してきたわけです。そこで日本はどうでしょう。
This content is imported from Instagram. You may be able to find the same content in another format, or you may be able to find more information, at their web site.View this post on InstagramA post shared by @cristiano_my_legend
その効果を最も顕著に証明したのは、サッカーJリーグの鹿島アントラーズかもしれません。このチームは2006 年の日本発売スタートとほぼ同じタイミングで「パワープレート®」を導入しています。そして、選手たちのフィジカルトレーニングやコンディション調整、試合後の素早いリカバリーなどに活用し、2007年からそれを結果にも結びつけていました。
This content is imported from Instagram. You may be able to find the same content in another format, or you may be able to find more information, at their web site.View this post on InstagramA post shared by パワープレート Power Plate Japan (@power_plate_japan)
世界のゴルフ界でも愛用者は多く、その中でもPGAツアープレーヤーのロリー・サバティーニ(Rory Sabbatini)選手、 パット・ペリッツ(Pat Perez)選手、イェスパー・パーネビック(Jesper Parnavik)選手、英国のプロゴルファーではコリン・モンゴメリー(Colin Montgomerie)選手、リー・ウエストウッド(Lee Westwood)選手、ニック・ドハティ(Nick Dougherty)選手とローラ・デービース(Laura Davies)選手など、「パワープレート®」は多くのプロゴルファーに愛用されています。
Power Plate® USAこのように現在では、トレーニング界のレジェンドかつトレンドとも言える「パワープレート®」ですが、ここで登場の望月のように、これまでその効果を知っていながらもスルーしてきた筋トレ賢者も少なくないようです。
そこでそんな方のためにも…と、望月が自ら体験することに。さて、その感想はいかに?
「今までジムで見かけて気になっていたものの、使う気にならなかったことは確かですね」と語る望月。日ごろの彼のトレーニングは、『フィジーク』で世界へ羽ばたこうとしているだけに、その目的はバルクアップ=筋肥大です。課題となる部位に向けてのダンベルやバーベルによるトレーニングがメインとなっているわけです。
言わば、見せるための筋肉を重要視してきた望月には、インナーマッスルと言われる体の深いところに存在する深層筋を鍛える「パワープレート®」は、これまで選択肢に入らなかったというわけなのです。
takuya sakawaki始めはただ立つだけ、その振動を味わう
姿勢を正して、プレート上で立つ望月。トレーニングを日々重ねている人にとっては、これは容易なことと言えるでしょう。ですが、トレーニングをルーティンにしていない一般の方には、これだけでも辛い…つまり、効果が具体的に感じられるということなのです。
Takuya SakawakiTakuya Sakawaki 早速、この取材に同行したライター斎藤シェーンも体験。「キツイですけど、なんか気持ちいいです!」と終始そう語るのでした…。「プロのライターのクセに、そんな単純な表現しかできないのか!」と怒りながらも、ページ担当O編集者も体感すると…。「おお、思っていた以上に筋肉鍛えられてるね…ちょっとキツイよ。筋肉も張ってきたわ!」と実感すると…最後には、「キツイですけど、なんか気持ちいい!」と同じセリフを口にしていたわけです…。
Takuya Sakawakiこのマシンのメカニズムは、「パワープレート®」独自のテクノロジー「3次元ハーモニック振動®」というもので、1秒間に25〜50回の高速振動を発生させ、あらゆる方向から全身の細部に負荷をかけるものです。このことによって、短時間で効率的なエクササイズを促すということ。
takuya sakawakiつまり、バランスを崩す振動によって、短時間で身体にエクササイズ効果をもたらすというマシンなのです。元の状態に戻そうという人の肉体が有する反射反応を利用し、「パワープレート®」に乗り、エクササイズやトレーニングすることで多くの筋肉が刺激されるというわけです。
3次元ハーモニック振動®の効果
takuya sakawakiその振動は、周波数で言えば25~50Hzになります。この上下、前後、左右からの細かな振動によって、カラダ全体の筋肉が無意識に動かされるわけです。この無意識の身体の反応は、普段使われていない筋肉へ負荷をかけることになります。つまり、意識して鍛えることの難しい細かなインナーマッスルを鍛えることができるわけです。
Takuya Sakawaki「『パワープレート®』によって、特に動かされる筋肉は、関節などを動かすためのインナーマッスルです。関節を動かす筋肉が固まっている、いわゆる身体が硬い人でも、たった30秒で、関節の可動域の広がりを実感できるほどにまでなれますよ」とこの日、「パワープレート®」の使用方法などを教えてくえたパワープレート®マスタートレーナー河野 優さんが望月に語ります。
takuya sakawakiこうして「パワープレート®」を経験した望月のファーストインプレッションは、こうでした…。
「まず感じたのは、バルクアップトレーニングをする僕のような者にこそ、この『パワープレート®』は必須であると実感しました。バーベル、ダンベルの筋トレメニューをこなすためのコンディショニングという部分で、このマシンは最大限活躍してくれるに違いありません。身体の筋肉が柔らかくなれば、それだけ深度を高めたトレーニングもこなすことができますので…」とのこと。
takuya sakawaki
パワープレート®の上で普段のトレーニングを行う
マスタトレーナーの河野さんは、望月にこうアドバイスします。
「いつものウェイトトレーニングをパワープレート®上で行えば、より筋肉に効果的に負荷をかけることができますよ」と河野さん。そこで望月は、スクワット・片足立ち・プランク・クランチ・サイドレイズ・ケーブルカールを実践します。
takuya sakawaki「神経伝達が促進されて、マッスルコントロールが上手くなりそうですね…。僕の周りで筋トレしてる人たちの中にも、スクワットで深くしゃがむことができなくて悔しがっているトレーニーたちも結構いるんです。筋肥大のトレーニングを効率的にやるためにも、深くしゃがみたいって気持ちがあるのに…。そこでこのパワープレート®に乗ることで、細かい筋肉が刺激され筋肉への神経伝達が促進されるのを感じます。つまりその後、さらに関節も動かしやすくなることが実感できました。これなら、狙った部位を意識しやすくもなりますし、可動域も十分取れるようになります。パワープレート®に乗ってからウェイトトレーニングを行えば、クオリティが上がりますよ」と望月。
takuya sakawakiトレーニングを効率的に行うためには、鍛えたい部位を意識しながら行うことと、十分な可動域をもって行うことがとても重要になります。さらにインナーマッスルなど、細かな筋肉も鍛えられるということで根本的なパワー出力が上がることでしょう。
Takuya Sakawakitakuya sakawakiリカバリーにも効果大
takuya sakawaki身体を鍛えるのを目的とした用途以外にも、リカバリーメニュー用のマシンにもなることも、「パワープレート®」をここまで人気にした大きな魅力のひとつです。
takuya sakawaki「バルクアップのメニューをしっかりこなすということは、今持っている筋肉を壊すという行為をしているので、当然、筋肉疲労は毎日感じています。身体が重く感じることもあります…。ですが、そこでトレーニング後にこのパワープレート®でリカバリーメニューを行えば、疲労を和らげてくれるのです。次の日のトレーニングへの影響も、少なくしてくれます。もし筋トレメニューのセット間に入れれば、その時点での筋肉疲労がリセットでき、次のセットでも遠慮なくマックスで挑めるかもしれません…」と河野さん。
そして、望月がそのメニューを実践すると…。
takuya sakawaki「トレーニングのリカバリーにもいいですが、これって、怪我をした後の筋力保持にもとても効果的じゃないですか? 例えば右手を骨折したら、右手を固定しなくてはいけなくなります。その間、トレーニングはできません。右手の筋肉をほとんど使わなくなるので、みるみるうちに自然と右側の筋肉が落ちてしまいます。アスリートにとって、これはかなり辛いことです。一度失った筋力を本来のパワーまで戻すには、かなりの時間がかかります。完璧とは言えませんが、その場合でもパワープレート®を使って、工夫したトレーニングを行えば、怪我をしている部位周辺の筋肉の機能も維持できると思いました」と、望月は言います。
それは、トレーニングで一番負担がかかり、怪我することが多いのが関節部分であることを知っている望月だから言えることかもしれません。そして、怪我する部分もおおよそ関節になります。
そこで「パワープレート®」なら関節への負担も少ないまま、その関節周辺のインナーマッスルが鍛えられるのです。怪我している箇所に負担をかけず、その周りの筋肉機能を維持することが期待できるのは素晴らしい効果と言えるでしょう。
takuya sakawakiそんなわけで現在では、高齢者や患者のリハビリ用に導入し、活用されているクリニックも多いとのこと。「パワープレート®」上で、肩にアプローチするストレッチを30秒行うだけで気分もリフレッシュでき、肩の可動域の広がりにもつながるのです。
takuya sakawaki年齢を重ねてもなお、身体の機能を保ち続けたい方にも有効です
高齢者への指導も行っているマスタートレーナー河野さんは、こう話します。
「高齢の方に『スクワットを10回やりましょう』と言って、実際に正しい姿勢で10回できる方はほとんどいません。できて2、3回といったところです。そんなわけですから、いつまで経っても鍛えるべきところが、鍛えられないことになります。よく高齢の方のリハビリで下半身鍛えるとき、座ったままトレーニングをしますが、これでは本当に鍛えるべき、立つ筋肉や歩く筋肉は鍛えられません。パワープレート®なら、それが可能になります。なぜなら、プレート上にハンドルを握ったまま、たたずむだけでいいわけですから…。しかも、それが日常動作に近いカタチで、関節にも負担をかけずに…」と、マスタートレーナーの河野さん。
takuya sakawaki「確かにそうですね。ヒーヒー言ってエクササイズをこなすわけではなく、楽な姿勢で自然なカタチで身体を動かすだけで身体は鍛えられ、そのレベルの向上も日々実感できれば、高齢者も進んでメニューをこなすようになるかもしれませんね」と望月。
すると河野さんは、「そうなんです。パワープレート®のメニューに切り替えた途端、リバビリが好きになって、毎日進んで通い始める高齢者の方も少なくないそうですよ」とのこと。
体験を終えて…
そう言えば、「パワープレート®」体験中に、終始望月が口にしていたのは「気持ちいい!」という言葉でした…。そしてさらに、「気持ちがいいから、また乗りたくなっちゃいますよ」と重ねて言っていました。
「僕のように魅せる筋肉を鍛える競技者に必要なトレーニングは、バルクアップを目的としたトレーニングが基本となります。なので、『直接的に筋肉を大きくできるかといえば、そうではない』ということで、今までパワープレート®を素通りしてきたのですが…。これは間違いでしたね。このパワープレート®で基礎となる総合筋力を進化させた上で、それぞれの関節の可動域も広げてくれる。そのことでトレーニング効率を、グッと引き上げてくれるのがパワープレート®の魅力ですね。さらに、トレーニングの疲労もしっかりとリカバリーしてくれることも期待できますし…。この効果は、僕にとっても魅力的です。ぜひとも今後は機会があれば取り入れたいと思います!」と望月。
筋肉の本来の機能を保ち、健康を維持する。無理することもなく負担もなく、人間らしくあることを実現できるのが「パワープレート®」の魅力と言えるでしょう。年をとっても健康でいるために無理をして、努力をして、老化による筋力低下に対抗するアンチエイジングはもはやオールドファッション、これから好きなことをして自然と健康的になる『アクティブエイジング』の時代なのかも知れません。
takuya sakawaki 現在は、この「パワープレート®」でのトレーニングをルーティンにしている方も少なくありませんが、それと勝るとも劣らないレベルで全国のリハビリ関連施設や産後のボディメイク、さらには高齢者施設でもこの「パワープレート®」が導入されているのは、そんなわけからだったのです。takuya sakawaki最後に望月がこう語ってくれました。
「このパワープレート®でのトレーニングをルーティンとすれば、もう『辛いから今日はやめておこう』なんてサボり癖は解消されるでしょうね。鍛えるために“頑張ろう”という姿勢ではなく、『気持ちがいいから、パワープレート®に乗りたい』という風に、ポジティブな意思から日々のトレーニングがいつの間にか癖になってしまう…という魅惑のトレーニングマシンだと感じました。継続すべきか…?などと悩むことも必要ないんです。もう喉が渇いたら水分を補給するように、自然と生活の中で心地いい習慣になりえることがパワープレート®の最大の魅力ですね」とのこと。
そうして望月は、自分のトレーニングメニューに「パワープレート®」を取り入れようかと思考を巡らせているのでした…。
●お問い合わせ先パワープレート®公式サイト
※現在、パーソナルパワープレート®が5%OFFになる特別キャンペーン実施中。以下の“購入する”からカートに入れていただき、カート画面上で下記のクーポンコードをご入力ください。キャンペーン期間は2020年4月30日(木)まで。
購入する
クーポンコード:pppes5