もう25年ほど続けているサーフィンを除けば、長続きした運動はひとつもない。そのサーフィンも健康やウェルネスといった志向から続けているわけではなく、モテそうという若気の不純だった動機を引きずり、魔力的とも例えられる波に乗る瞬間を味わい続けたいという刹那的な理由からでしかない。
そういう性分だから、レクリエーション的楽しさを伴わぬ“今日の成果”が見えづらい運動、すなわち「ジム」「トレーニング」といった“意識高い系”に手を出すなんて論外だった。が、なぜ変わったのか。理由はふたつ。
「パーソナルトレーニングは落第生を合格へ導く個別指導」ジムデ...の画像はこちら >>ひとつ目。腹の“たるみ”をどうにかしたかった。
2020年末、自ら実験台となったファスティング企画で大成功(体重65kg→59kg、体脂肪率16%→10%弱)を収め、痩せ型なのに腹だけに蓄えた贅肉を落とすことができて、人前で脱げるカラダになったかと思いきや、急激な体重減少にカラダの外側が追いつかず腹の皮がだらしなく残ってしまったのだ。自宅で独学腹筋運動を続けてきたが、一向に変化なし。
ふたつ目。昨夏サーフィン競技が初開催された2020東京五輪に影響され、もっとうまくなりたい!という欲求が高まった。でも、何をどうすればいいの?
総合フィットネスジム、24時間営業ジムといった選択もあったのだが、これを学習環境に置き換えて考え「大手学習塾」では自分は置いてけぼりにされる、「自習室」では自発的に勉強しない、と思った。
そもそも「わからないことがわからない」。学生の頃、勉強していていつもそう思っていた。だからどんどん嫌いになる。
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